【香港深度旅】九龍最高峰・飛鵝山で出逢う、夕暮れと100万ドルの夜景の物語
- Fai Redefined

- 4 days ago
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香港といえば、ネオン煌めく超高層ビル群や賑やかな街並みを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、何度も香港を訪れているリピーターの方や、まだ見ぬ香港の素顔に出逢いたい写真好きの方に、ぜひおすすめしたい場所があります。

それが、九龍(カオルーン)山脈の最高峰、標高603メートルを誇る「飛鵝山(カオルーンピーク / Kowloon Peak)」です。
ここでは、大都会のダイナミズムと、息をのむような大自然の静寂が隣り合わせになった、香港でしか見られない絶景が待っています。今回は、私が2016年の冬、美しい夕日と夜景を求めて山頂へ赴いた際の手記を、美しい写真とともにお届けします。
初心者でも安心。のんびり派はタクシーで「札山道」へ

「登山は少しハードルが高いかも…」という方もご安心ください。
実は、山頂まで歩かなくても、タクシーやレンタカーで直接「札山道展望台」まで行くことができます。夏でも冬でも、ここからは美しい夕日を一望でき、体力をあまり使わずに香港のパノラマを楽しむことができる絶好のスポットです。
タクシーで行く場合、地下鉄の鑽石山駅からの乗り換えがおすすめです。
稜線を歩く、静かなる冒険の旅へ

私はこの日、高校時代の友人と一緒に、じっくりと景色を味わうルートを選びました。「飛鵝山道」から北側の尾根(北脊)を伝って、東山と象山という2つの峰を越えていく道のりです。少し距離はありますが、歩くたびに少しずつ表情を変える飛鵝山の独特な山肌を間近に感じることができます。

道の左手には、ニュータウンである「將軍澳(チョンクワンオー)」の街並みが広がり、空気が澄んだ日には、遠く洋上に浮かぶ果洲群島まで見渡せることもあります。

この日はちょうど、寒波が香港を吹き抜けた直後でした。少し肌寒いものの、そのおかげで空気は驚くほど澄んでいる。山頂のすぐ下にある電波塔の近くで、強風を避けられる絶好の撮影ポジションをなんとか見つけ、三脚を据えました。
「世界の果て」のような絶壁と、燃えるような夕日

電波塔からさらに下へ進むと、SNSや写真家の間でも有名な「自殺崖」と呼ばれる切り立った岩場が見えてきます。その崖っぷちに立つと、まるで世界の果てにたどり着いたかのような、圧倒的な浮遊感に包まれます。

水平線へとゆっくり沈んでいく夕日。

太陽が隠れた瞬間、西貢半島側には穏やかなトワイライトが広がりました。
この飛鵝山最大の魅力は、「香港のまばゆい超高層ビル群」と「緑豊かな大自然」という、対極にある二つの美しさを一枚の絵画のように同時に見下ろせることにあります。
街の灯りが灯るとき。100万ドルの夜景、その向こう側

日が暮れるにつれ、ヴィクトリア・ハーバーの東岸から、ぽつりぽつりと街の灯りが輝き始めます。


私が撮影した写真の中で、今でも最もお気に入りの一枚があります。
高密度にカオスな光を放つ九龍の市街地、そしてその遥か先には、ライトアップされた昂船洲大橋が幻想的に伸びています。これこそ、誰もが憧れる「最も香港らしい」奇跡の瞬間です。

さらに目を凝らすと、香港の象徴であり、香港人の不屈の精神(獅子山精神)の象徴でもある「獅子山」のシルエットが浮かび上がります。

そしてその背後には、香港の本当の最高峰である「大帽山」が、まるで絵巻物のように重なり合っています。
旅行者のあなたへ:安全にこの絶景を楽しむためのアドバイス

九龍山脈には、筆架山や獅子山など、夜景の名所がいくつもありますが、「夕日」と「夜景」をこれほど完璧に、同時に満喫できるのは飛鵝山だけです。登山で流した汗には、それ以上の価値がある感動が約束されています。
特に、夕日の角度が美しく、気候も涼しくて過ごしやすい「冬の季節」に訪れるのがベストです。夏の厳しい暑さの中で無理をする必要はありません。
おすすめの安全・快速ルート
危険な「自殺崖」のルートを無理に登る必要はありません。最も安全で初心者におすすめなのは、東側の尾根(東脊)を往復するルートです。
大切な旅だからこそ、安全第一で。ぜひ次の香港旅行のバケットリストに、この「飛鵝山から眺めるトワイライト」を加えてみてくださいね。







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